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中古一戸建を内見する際の5つのチェックポイント

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中古一戸建を内見する際の
5つのチェックポイント

中古一戸建を内見する際の5つのチェックポイント

2024/01/12

昨今の物価上昇は、日用品や食品などの生活用品の価格だけではなく、建築資材の価格も引き上げられており、その影響から新築マンションや新築一戸建ての価格も高止まりしております。そのため、最近では新築物件が購入できず、現実的な選択肢として「中古物件」を検討する方も少なくないようです。

 

とはいえ、日本では欧米諸国とは異なり、スクラップ&ビルドという文化が定着していることから、中古物件の購入に慣れていない方も多く、ご自身で「どの物件が良いのか、悪いのか?」と判断することは難しいのではないでしょうか。

物件の良し悪しは、建築士やホームインスペクションなどの専門家に相談することも良いですが、買うかどうかを決めていない段階で専門家に費用をかけて相談することもハードルが高いですよね。

 

そこで今回は、中古物件の中から、とりわけ一戸建の内見をより効果的にするためのコツと、お客様自身で簡単にできる「中古一戸建を内見する際の5つのチェックポイント」についてご紹介していきます。

中古一戸建の内見をより効果的にするためのコツ

はじめに、中古一戸建の内見をより効果的にするためのコツを3つご紹介します。

 

コツ①:メモと写真撮影を忘れない!

中古一戸建を内見する際、1日で何件も物件を回ったりすると「あれ?これは、どこの物件の話だったっけ?」と後々になって混乱することがあります。その際には、内見時に不動産会社から渡される図面にどんどんメモを書き込んでいくのがオススメです。

さらに、写真や動画を撮っておくのも効果的です。スマートフォンやデジカメで写真を撮る際には、後から見返すとどの物件のものかわからなくなりがちなので、まず図面を1枚目に撮影し、そこから物件の写真を撮っていくようにすると良いでしょう。ただし、居住中の物件の場合は、必ず売主様に確認をしましょう!

 

コツ②:スリッパは履かない!

内見に行くと、玄関にスリッパが用意されているケースがほとんどです。しかし、一戸建の内見では、できればスリッパを履かないことをおススメします。建築士やホームインスペクターが行うインスペクション(建物診断)でもスリッパは履きません。

その理由として、足元から伝わる感触が重要なサインになる場合があるからです。踏んだら床が少し沈んでしまった、ギシギシと床鳴りがするなど、将来的に大きな劣化事象につながる合図となっていることもありますので、ご入居前にこうした状況を把握できれば事前に対応することが可能となります。

 

コツ③:外回りの確認を忘れない!

中古一戸建を内見する際に、意外と確認が漏れてしまうのが「外回り」。

現地確認は、建物の内部から始めることがほとんどであり、中を重視するあまり「外を見ないまま終えてしまう・・」なんてことになっては大変です。

建物の広さや間取り、傷み具合などを確認するのはもちろんのこと、実際に暮らす様子を想像して外回りや、家周辺の環境なども必ず確認しておきましょう。

中古一戸建の内見する際の5つのチェックポイント

続いては、中古一戸建を内見する際のチェックポイントを5つ解説していきます。

ポイント①:そもそも外回りに入れるか?

都心部の一戸建では、隣の建物が近接する傾向にあり、建物の側面や裏側に入れない物件も少なくありません。外回りで見ることが出来ない箇所があるということは、メンテナンスがしにくいことにもつながりますので、注意が必要です。

一戸建住宅では、屋根や外壁などの定期的なメンテナンスが欠かせませんが、作業をしたり、足場を組んだりするスペースがないと、修理や交換をすることに不自由を感じてしまいます。隣の家の敷地を借りて作業をする場合もありますが、お隣さんに迷惑をかけてしまう可能性もあり、また、エアコンの室外機が置きにくいなどの問題が出ることもあります。

「外回りに入れない物件=メンテナンスが難しい物件」でもあるので、そこも検討材料の1項目に入れて、総合的に判断しましょう。

 

ポイント②:じめじめしていないか?

隣の建物との間に間隔がある場合には、住宅密集地であっても風が通り抜けるのですが、周辺環境や地域の慣習などから、建物同士の離隔が十分でない場合については、「湿気がすごい」「雨でもないのにじめじめしている」といった症状が出ることがあります。

じめじめしているということは、湿気の原因が何かあるはずです。それを放置しておくと、建物にダメージを与えるだけでなく、植物が必要以上に生えてきたり、虫が多く発生したりするケースもあります。特に外壁に沿って伸びる蔦を放置すると、建物に思わぬ悪影響を及ぼすこともあるため、気を付けておきましょう。

 

ポイント③:基礎のクラック(ひび割れ)がないか?

基礎のクラックは、地震などの外的要因によって生じることもありますが、表層クラックの多くは、コンクリートの収縮で発生します。表層クラックだからといって、問題がないというわけではなく、クラックにも長さや母、深さなどによって大きな問題になることもあり、また古い物件は建築当時の基準が今とは異なるため、より注意が必要です。

基礎のひび割れがあった場合、建築士の判断が必要な事象であることは間違いありません。発見したら、スマートフォンで写真を撮影して、不動産広告の図面にひび割れ箇所をメモしておきましょう。メモしておくと、あとから建築士にも相談しやすいです。

特に坂の多い町は、切り土・盛り土といって、新築時の宅地造成の関係で建物の傾きが発生する事例が多いため、基礎のひび割れチェックを忘れないようにしましょう。

 

ポイント④:天窓、天井の雨漏れはないか?

住宅密集地では、採光のために天窓が設置されていることが多いです。しかし、天窓は雨漏れの発生が多い箇所でもあります。そのため、内見している物件に天窓があったら、よく確認して、さまざまな角度から写真を撮影しておくことをオススメします。

また、部屋の天井も確認してほしいポイントのひとつ。雨漏れが発生すると天井に雨染みができるため、染みがないかどうかしっかり見ておきましょう。特に、最上階やバルコニー直下の居室は、他の住戸とくらべて雨漏れが生じやすいです。

 

ポイント⑤:外壁のひび割れなど、他に気になるところがないか?

建築士の建物調査では、外壁や開口部付近も要チェックのポイントになります。しかし、一般の方が正しく判断するのは困難ですし、2階・3階部分を詳しくチェックするのも大変です。

気になる箇所があるときは、自己判断せずに、写真を撮影するとともに図面にメモを残し、後日建築士に相談するのが良いでしょう。

 

まとめ:中古物件を検討している方はCanVasへ!

今回は、中古一戸建を内見する際のチェックポイントについて詳しくご紹介しました。5つのポイントをお話しましたが、「やらなければならない」ことをたくさん詰め込むと疲れてしまうので、できそうなところからぜひ試してみてください。

 

また、仮に今回ご紹介した項目がすべてノーチェックだったとしても、悪いところをリフォームする前提で「余裕のある予算設定」にしておけば安心して住み始めることができます。

 

CanVasでは、中古物件のご紹介だけでなく、リフォーム費用のご用意の仕方、物件購入後のアフターフォローまで、一貫してサポートが可能です。住宅の専門家の目線から親身になってアドバイスいたしますので、ご興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。

 

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