今年こそは住宅購入を考えている方が注意すべきポイントとは!?
2022/10/28
コロナ禍によって自宅で過ごす時間が増え、「今年こそマイホームを購入したい」「住む場所を再検討したい」と思い始めた方は少なくないようです。しかし、最近の値上げラッシュで家計がひっ迫してしまい、住宅購入どころではないと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この物価上昇は今後も続くと予想されており、住宅購入を考えている方にとってはネックになる可能性があります。そこで今回は、「住宅購入を検討しているけれど、物価上昇が気になる・・」という方へ向けて、不動産を購入する前に注意しておきたいポイントを解説していきます。
住宅購入を検討している方が注意すべきポイント
それではさっそく、住宅購入を検討している方が注意すべきポイントについて詳しく見ていきましょう。
注意ポイント1:水道代の値上げ
実は物価の上昇は、食品や衣料品といった「モノ」の値上げだけに留まりません。
その代表例が「水道代」。近年、全国で上水道などインフラの老朽化が問題となっていますが、その設備を新しくするためには莫大な費用が必要です。当然ながら、その費用はそこの住人が負担しなければならず、水道料金が値上げとなる状況が各地で起きています。さらにそれでも費用が不足する場合には、周辺の街と事業統合をするなどして工事費用を絞り出しているのが現状です。
ちなみに、公益社団法人 日本水道協会( http://www.jwwa.or.jp/)の水道統計によると、国内の老朽管は約13万9,000キロメートル分あるとされ、その数は全体の19.1%を占めます。2009年度の調査では7.1%の数値でしたから、そこからさらに跳ね上がっていることが分かります。しかしながら、2009年度から19年度にかけて、総延長距離のうち設置から40年を超す老朽管の比率が下がった地域は全国1,367か所のうち141か所であり、その割合はわずか10%にしか過ぎません。
つまり、年々老朽化する水道管は増えているものの、新たに取り換えられる水道管の割合は極めて低いということです。
上水道は、市町村が事業主体となり運営していることがほとんどですが、市町村の他の事業とは異なり、独立採算制を採用しています。そのため、料金収入で工事費用までを原則まかなわなければならず、費用が不足する場合には値上げせざるを得ない状況になるわけです。
財源が厳しい中で老朽管の取り換え費用を得るために値上げをした自治体の例では、以下のようなものが挙げられます。
・埼玉県深谷市→2017年に15%引き上げ
・福岡県行橋市→2005年に13%引き上げ
・高知県高知市→2002年に8%引き上げ
15%の値上げはかなり大きく感じられる方もいるのではないでしょうか。
また、これを読んでいる方の中には、「住宅購入を考えているエリアの水道代がいくらくらいなのか気になる」と思う人もいることでしょう。これから住宅購入をするエリアの水道料金については、「https://www.seikatsu-guide.com/ (生活ガイド.comサイト)」にて確認ができます。ぜひ参考にしてみてください。
注意ポイント2:地域での料金格差
また、不動産を購入する場合には「購入後の生活」を見通しておくことも必要です。
上記の水道代の話をはじめ、今後も市区町村による値上げラッシュは続くものと考えられます。そのため、不動産を購入する場合には、「値上げ相当分の余裕を見越しての動き」が非常に重要です。
たとえば、今後、人口が減り続けると多くの地域が値上げに踏み切らざるを得ません。そして、周辺地域と比べて料金格差が広がれば、住民や企業がさらにほかの地域へと流出する可能性も出てきます。そうなると地域は悪循環に陥ります。病院が転院してしまったり、学校が廃校になったりすることも考えられるでしょう。
現在はテレワークやリモートワークが進み、地方への移住を考える方も増えています。しかしあまりにもマイナーな地域へ引っ越してしまうと、移住先の人口減少問題や税収の問題などにより、生活インフラ費用の値上げが都心部よりも大きくなる傾向は否めません。そのような状態になっても、日々の生活が上手くいくように、住宅購入時には今後のライフプランも含めて、余裕を持った計画を練っておくことがポイントです。
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今回の記事では、住宅購入を考えている方が注意すべきポイントについて詳しく説明しました。
住宅を購入してから「水道代が高すぎる」「住民税が高い」「過疎化が思っていた以上に進行している・・」なんて思っても、引き返すのはなかなか難しいものです。住宅を購入するのであれば、やはりその土地に精通したプロフェッショナルにしっかり相談してから、エリアの選定や物件の購入をしたいところ。もしあなたが今、神奈川県川崎市周辺で不動産の購入を検討されているならば、川崎エリアに特化した不動産を取り扱うCanVasへぜひお問い合わせください。
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