火災保険と地震保険の選び方のコツ
2023/07/07
火災保険や地震保険はどこの保険に入っても一緒だと思っている方は少なくありません。また、これらの保険は各社補償内容が異なるため、何を基準に選べばよいか分からないと感じている方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、火災保険と地震保険の選び方のコツ、補償と保険料の関係など詳しく解説していきます。
火災保険・地震保険とは?
地震や火災などに備えて、すでに建物や家財の保険に加入している方、今後加入を検討している方は多いですが、火災保険と地震保険の違いを詳細に知っている方は案外少ないものです。まずは、この違いから説明していきます。
火災保険とは?
火災保険とは、火災・落雷・破裂・風災・雪災などの損害を補てんしてくれる保険です。火災の場合だけにとどまらず、水災・盗難・水濡れ・衝突などが補償に含まれている商品もあります。バリエーションが豊富なため、保険料を比較する際には補償範囲を必ず確認してから契約しなければなりません。
保険の対象が「建物のみ」の場合、「家財」等は補償されないので注意が必要です。また、家財の損害を補てんするためには、「建物のみ」でなく「家財」等も含まれている保険に入っていなければなりません。さらに河川の氾濫や浸水による被害については、水災補償に入っていないと補償されません。また地震による津波の場合には、地震保険に入っていないと通常の水災補償では補償されません。
地震保険とは?
地震保険は、一般的な火災保険では補償されない地震や津波、噴火などを原因とする火災、損壊、埋没等による損害を補償する保険です。火災保険に付帯して加入する保険のため、火災保険とセットでなければ加入できません。そのうえ、地震保険に加入していないと地震による損害は補てんされないのです。
地震保険の保険料は、所在地・建物の構造・築年数・建物の耐震等級などによって異なります。ただし同じ条件であれば、どの保険会社でも補償内容/保険料ともに同じです。
適正な補償と保険料とは?
火災保険料は補償が手厚ければその分保険料も高くなります。そのため、補償範囲をよく吟味する必要があります。自分のライフスタイルや物件特性や立地など、それぞれに見合った補償にして、いざ有事が起きた時に補償されない!なんてことのないようにしなければなりません。マンションの高層階だから水災はいらない!など安易に補償を外すのではなく、水災を外すのであればそれ相応のリスクを覚悟することも必要ですし、日頃のメンテナンスも意識する必要があります。
また、火災保険料は建物の所在地や構造によっても大きく異なります。同じ保険金額であっても、木造戸建て住宅の方がマンションよりも損壊リスクが高いので、保険料が高くなる傾向にあります。
割引制度をうまく活用しよう!
火災保険には、保険会社毎に設けられている割引制度が多数あることをご存知でしょうか。
多くの方が知っているのは、金融機関の集団割引、地震保険の建築年割引といった制度だと思います。WEBにて手続きした場合に、WEB割引などが適用となるケースもあるでしょう。
その他、あまり知られていないのが「オール電化割引」。昨今、電気代の値上げなどがニュースで取り沙汰されており、一般的な建売住宅でもオール電化住宅の着工棟数も減っておりますが、注文住宅では依然として人気があります。
オール電化住宅割引が適用される条件としては、原則「オール電化を証明する書類」が必要です。会社によっても異なりますが、保険期間の途中から「オール電化住宅割引」を申告しても適用されないケースは多々あります。そのため、くれぐれも加入前に「割引が適用するのか」を確認しておいたほうが良いでしょう。
まとめ:新川崎エリアの不動産情報ならCanVasへ!
今回は火災保険と地震保険の選び方のコツについて詳しくご紹介しました。
両者の違いは、
- 火災保険→火災・落雷・破裂・風災・雪災などの損害を補てんしてくれる保険
- 地震保険→一般的な火災保険では補償されない地震や津波、噴火などを原因とする火災、損壊、埋没等による損害を補償する保険
と覚えておきましょう。
また、ご自身がどの保険に加入しているかを把握していないと、実際に事故に遭遇した場合に保険の申請ができずに損をしてしまう可能性もあります。そのため、火災保険に加入されている方は契約内容をよく確認しておきたいところです。
CanVasでは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の代理店を行っておりますので、加入している保険、これから入ることを検討している保険についてご不明な点などがありましたら、Canvasまでお気軽にご相談ください。万が一にしっかりと対処できる方法を、住宅の専門家の目線から親身になってアドバイスいたします。
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