収納の多い家は快適?本当に心地のいい住居とは?
2023/03/31
家を選ぶ際のポイントのひとつとして、「収納」を挙げる方は少なくありません。収納はあとから増設するのが難しいこともあり、収納が充実した家はいつの時代も人気が高いです。
とはいえ、収納の多い家は本当に快適と言えるのでしょうか?そこで今回は、収納の多い家が便利かどうか、収納と快適さの関係性について迫ってみたいと思います。また本当の意味で居心地のいい住環境とは何か、考察していきます。
収納の多い家のメリットとは
このブログの読者の中にも「収納は多ければ多いほどいい」と思っている方は多いのではないでしょうか。そこでまずは、収納の多い家にはどんなメリットがあるのか、詳しく見ていきます。
部屋を広々と使える
収納が多いということ=物をしまう場所が確保できるというのは言うまでもありません。収納するスペースが多ければ、家の中が散らからずに広々と快適に暮らすことができます。
誰しも「せっかく手に入れたマイホームだからこそ、いつまでも整理整頓されたきれいな状態をキープし続けたい」と思うのは当然のことでしょう。そのため多くの方は、収納スペースを広く確保した間取りを好む傾向にあるようです。
また家族形態の変化(子どもが生まれる、増えるなど)があった場合に収納スペースに困らないように、あらかじめ広めの収納を確保しておきたいとのニーズも多いとみられます。
家事がはかどる
収納スペースに余裕があれば、日常的な片付けもスムーズに行えるようになります。そのため、掃除や片付けなどの手入れが非常に楽で使い勝手もよくなります。毎日のことなので、家事の効率がほんの少し上がるだけでも、快適で心地いい暮らしを送ることにつながるでしょう。
収納の多い家でのデメリットとは
一方で、収納の多い家ではどんなデメリットが起こり得るのでしょうか?収納が多いからこそ引きおこるマイナス面にもしっかりとフォーカスしていきます。
居住スペースが狭くなる
最も大きなデメリットとされているのは、家の間取りによっては部屋が狭くなってしまう可能性があることです。
実際に、あらかじめ収納スペースを多めに確保して設計した結果、家族の居住スペース自体が狭くなってしまい、「空間を広々と使えない」「かえって使い勝手が悪くなった」というケースもあります。
よって、間取りを設計する際には収納スペースの確保も大事ですが、まずはしっかりと家族の居住スペースを確保しておくことが大切です。
物が増えてしまう
収納スペースが多いことで「しまえる場所がある」との余裕が生まれ、逆に物が増えてしまう場合もあります。しまう場所がたくさんあるから大丈夫と、つい家具や持ちものを増やしてしまった結果、収納スペースからモノがはみ出てしまったり、収納場所が足りなくなってしまっては本末転倒です。
収納スペースを効率的に活用するなら、なるべく「空間の余白」を残すことを心掛け、計画的な住環境づくりをしましょう。
場所ごとにおさえるべき収納のポイント
効果的な収納を目指すためには、場所ごとの特性に見合った収納方法を選んだり工夫をしたりすることが不可欠です。今回は家のなかでも、特に収納が必要な場所を3か所に絞って解説していきます。
①キッチン
キッチンは調理器具や調味料、ストック用の食品など、日常的にものが増えてしまいがちな場所のひとつ。キッチンに大きな壁面収納を設置したり、キッチンスペースの横にパントリーを設置したりして、広々とした収納スペースを作り出すことができます。近年ではDIYブームの後押しもあり、自分たちで工夫しながら収納用のスペースを作る方も少なくないようです。
②玄関
玄関は家族の靴やレジャー用品、傘など「場所をとるもの」が多いため、収納を増やすためにはシューズクロークを設置するのがおすすめです。
また近年ではファミリークロークを1階部分に設置する方も増えています。玄関やバスルームの近くにファミリークロークを設置すれば、子どもが汚れて帰ってきてもすぐにお風呂で汚れを落とし、ファミリークロークで着替えてからリビングへ進むことができるため、大変便利です。
このように、家を設計する際には、日ごろの生活の導線を考えたうえで”ライフスタイルに合う収納の形”を選択をしていきましょう。
③納戸・屋根裏
納戸や屋根裏収納は、普段は使わない扇風機やこたつなどの季節もののアイテムやかさばってしまうレジャー用品などの収納場所として活用されることが多い場所です。逆に、頻繁に使用するものの収納には不向きと言えるでしょう。
モノの特性や使用頻度によって収納場所を適宜変えていくるのは家をスッキリさせるための基本であり、快適な生活を送るためにとても大事な要素になります。
まとめ:収納に困ったら、CanVasに相談してみよう!
このように、家づくりは奥が深いものです。そのため空間や収納を最大限に活用するためには、住居に関する知識と経験が必要とされます。
住宅は人生における大きな買い物。だからこそ、収納や空間の使い方、間取りなどにはこだわりたいという方も少なくないでしょう。そんな時には、住空間のプロフェッショナルにお任せしてみませんか?
CanVasには専門資格者であるライフオーガナイザーがおりますので、単なる整理・収納に限らず、思考や感情の整理といった側面から、住む人にとって心地のよい生活導線をご提案します。まずはお気軽にご相談をお待ちしています。
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